凡人の勝負学

持ち味をイカせ

【S10ダブル最終23位】毒欠伸コントロールwith祟り目は強い

ヘイラッシャ、mumemoです。
好きなタイプは毒タイプです。

構築紹介

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私がレギュレーションAから使い慣れているコントロール構築です。序盤は高耐久のヘイラッシャが欠伸をしながら相手の動きを観察して、中盤から転換点を見つけて攻めの一手を仕掛けます。相方のキラフロルは物理技を受けると特性毒化粧で相手の場に毒菱を撒きます。つまり相手はあくびで寝るか、交代して毒菱を踏むかを選ばなければならず、立ち回りが窮屈なります。これが毒欠伸コントロールです。裏には高火力高耐性のマルスケ鉢巻カイリュー、状態異常と相性の良い祟り目ハバタクカミをスイーパーとして選出します。また、構築単位で苦手な壁構築に対しては気合溜めオーガポン、数が多そうなトリルに対してはモロバレルを採用しています。

 

個体紹介

ヘイラッシャ

特性:どんかん
性格:わんぱく
持ち物:たべのこし
テラス:はがね
実数値:257(252)-121(4)-157(60+)-76-107(172)-58(20)
技:ウェーブタックル / ヘビーボンバー / あくび / まもる
H:16n+1(食べ残し効率Great)
HB:A194ゴリランダーGFウッドハンマー15/16耐え
HD:C200ヒードラン珠草テラバースト14/16耐え
A:あまり
S:ミラー意識
→構築の軸。あらゆる攻撃を耐えて欠伸して欲しいので耐久振りです。レギュDからはゴリランダーという最強の草タイプが登場したのでそれを目標に耐久調整を行いました。テラスタルはタイプ耐性を変えつつヘビーボンバーの火力を底上げできる鋼テラスです。主にハバタクカミを絶対に倒したい場面で切っていました。選出率、先発率ともに100%です。

 

モロバレル

特性:さいせいりょく
性格:ずぶとい
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:みず
実数値:221(252)-81-132(236+)-106(4)-102(12)-51(4)
技:かふんだんご / キノコのほうし / いかりのこな / まもる
HB:A189パオジアンつららおとし確定耐え
CDS:あまり
→テツノカイナが重いので採用しました。レギュD終盤ではモロバレルが選出しづらい構築が多くて活躍の機会は少なかったですが、後述するオーガポンのサポート役としても頑張ってもらっていました。選出率の低さから、パオジアンと対面することが少ない、対面した場合は水テラスを切っていた為、努力値配分の見直しも一考かと思います。

 

オーガポン(かまど)

特性:かたやぶり
性格:いじっぱり
持ち物:かまどのめん
テラス:ほのお
実数値:187(252)-165(76+)-117(100)-72-117(4)-140(76)
技:ツタこんぼう / くさわけ / きあいだめ / ニードルガード
HB:A204カイリュー鉢巻単テラ神速災剣確定耐え
HD:C205ハバタクカミシャドーボール超高乱数2耐え(1.17%)
A:11n
S:草分け+1実数値210(S206テツノツツミ抜き抜き抜き抜き)
→毒欠伸コントロール構築が苦手な壁構築への回答です。気合溜め+ツタ棍棒+型破りにより、壁+立て籠もる+シェルアーマーヒスイヌメルゴンを確二で倒せます。また、物理ビート相手に出したい場面もあるのでHBに大きく努力値を割きました。これにより低くなったSを草分けで補いましたが、打つ機会があまりない、活きる機会も少なかったので草技枠は諸説あります。

 

ハバタクカミ

特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
持ち物:ブーストエナジー
テラス:くさ
実数値:159(228)-67-97(172)-169(108)-155-170(+)
技:ムーンフォース / たたりめ / エナジーボール / まもる
HB:A189パオジアン珠不意打ち確定耐え
HD:C203サーフゴー範囲ゴールドラッシュ確定耐え
C:古代活性でSが上がるギリギリライン
S:古代活性S+1
→ガッツリ耐久に寄せてるハバタクカミです。Sをブーストで、Cを祟り目で補っています。以前はエナジーボールの枠を身代わりで使っていましたが、耐久ベースのハバタクカミには合わないだろうと判断し、水テラ連撃ウーラオスを確実に仕留められるように草テラエナジーボール型にしました。またSブーストではありますが、HBが高いゴースト草テラスのためガチクレセへの回答でもあります。更に環境にいるあらゆるハバタクカミ(眠りor毒)&火傷霊テラガチグマを確一で倒せる為、シャドーボールより祟り目が強いです。

 

カイリュー

特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
テラス:ノーマル
実数値:191(196)-204(252+)-115-108-120-108(60)
技:げきりん / けたぐり / アクアジェット / しんそく
H:16n-1
A:特化
S:無振り85族(実数値105)抜き抜き抜き
→後発から神速で相手を詰めていくポケモンです。相手の追い風が切れるまで神速で詰め、マルチスケイルで耐え、ハバタクカミに繋ぐ仕事があります。カイリュー相手には霊テラを切られることが多いのでアクアジェットも採用。構築単位で苦手なヒードラン、ドドゲザンに対する蹴手繰りを採用しています。また、レギュD後半ではリキキリンの増加により小回りが利かないことが気になったので火力を下げてでも持ち物の変更もありえます。

 

キラフロル

特性:どくげしょう
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
テラス:みず
実数値:159(4)-67-110-182(252)-101-151(252+)
技:パワージェム / ヘドロばくだん / だいちのちから / ニードルガード
H:あまり
C:特化。
S:特化。準速ウーラオス(実数値149)抜き抜き
→ヘイラッシャの相棒です。オーガポンという草タイプの準伝説が追加された為、ヘドロ爆弾が活きます。大地の力はヒードラン、ヒスイウインディ、サーフゴーへの打点として優秀です。一番の役割は物理技を受けて毒菱を撒くことです。物理寄りの構築が多い環境ですので最低限の仕事はこなしてくれる仕事人です。

 

選出

■基本選出(追い風スタン、物理ビート)
ヘイラッシャ+キラフロル
カイリュー+ハバタクカミ
→一番多い選出です。先発組で欠伸毒菱を撒いて後発組で神速+祟り目で詰めます。

 

■トリル構築(ガチクレセ等)
ヘイラッシャ+モロバレル
カイリュー+ハバタクカミ
クレセリアは防塵ゴーグルでモロバレルの催眠対策をしていることが多いですが欠伸は止められません。欠伸でトリルターンを稼ぎながら、裏のカイリューハバタクカミで打開を狙います。ハバタクカミが草テラを切ればガチグマの手助け根性地震でさえ64.7〜76.7% なのでトリル下でも突っ張れます。

 

■壁構築(オーロンゲ+ヒスイヌメルゴン等)
ヘイラッシャ+オーガポン
モロバレル+キラフロルorハバタクカミ
→気合溜めオーガポンで壁、威嚇、捨て台詞、シェルアーマーを全て無視します。ヘイラッシャの欠伸、モロバレルの花粉団子、キノコの胞子、怒りの粉でオーガポンを全力介護します。

 

ちょっと一言(レギュDキラフロルの評価)

前評判として連撃ウーラオスクレセリアが課題でした。この2体がいるのでキラフロルはあまり活躍できないのではないかと勝手に思っていました。理由は下記の通り。

・連撃ウーラオス:襷キラフロルを上からニドガ貫通で倒せる。
クレセリア:状態異常を隣含めて回復できる三日月の祈り。

7,8,9月前半はキラフロルを試しもしませんでしたが、オーガポンが解禁されてキラフロルの毒技が有効だと思い使ってみた感想はこちら。

・連撃ウーラオス:裏にバレルを仕込んでいるので素直にキラフロルを殴ってこない場合がある。意地ウーラオスだとS抜いている。殴ってきても相手の裏に毒菱を回収できるポケモンがいないことが多いので最低限仕事ができる。パオ連撃ウーラはバレル交代ケアor草テラ警戒でつらら+水流連打を重ねてくる。水テラで受けることもできる。
クレセリア:ラッシャが欠伸を入れることで十分対処できる。クレセリア相手にキラフロルをあまり出すことがなかった。

という感じでした。
結論から言うと前評判以上に不利は取らなかったのでキラフロル、イケます。むしろ技範囲の広さとオーガポンの登場により今まで以上の活躍を見込めるのではないでしょうか。

 

最後に

最近はオフでもランクバトルでも鳴かず飛ばずだったので今回このような成績を収めることが出来て素直に嬉しいです。思い出深いラッシャフロルで再び結果を残すことができたのもGreatですね。そしていつも応援してくれる方々には本当に元気と勇気を貰っています。ありがとね。